メイドが仕える家の坊ちゃんと会話する台本です。
割と汎用性高めに書いたつもり。
メイドが歳上なのは私の性癖です。
(※タバコを吸う音)
「あれ、坊ちゃんもタバコ休憩ですか〜」
(※)
「え?坊ちゃんはやめろって?」
「そんなこと言われてもねえ…」
「私にとってはいつまでも坊ちゃんですよ」
「私の方が歳上だし」
「そんな変わらないだろって…まぁそうですけど」
「でも旦那様も健在だし、若様もなんか違うし」
「名前呼びもなんというか…恥ずかしいじゃないですか」
「ん、てか良いんですか?こんなところで油売ってて」
(※)
「明日、結婚式でしょ」
「こんな不良メイドとタバコ吸いながら駄弁っててさぁ」
「全く、悪い子に育っちゃって」
「サボり魔の喫煙者だなんて信じられない!って婚約破棄されても知らないぞ?」
「誰のせいだと思ってるって…いやぁ、私にはわかりませんね!ははは」
(※)
「まぁでも、坊ちゃんなら大丈夫ですよ」
「きっと良いご家庭を築けますって」
「ずっと見てきた私が言うんだから間違いありません」
(※)
「…なに泣きそうな顔してるんですか…」
「私から言えるのは、『ご結婚おめでとうございます』だけですよ」
(※)
「ダメですよ、その先は言っちゃダメ」
「貴方はこの家の跡継ぎなんですから」
「出自のしっかりしたお嫁さんもらって、この家を盛り立てて、これからも私にお給料払ってもらわないと!」
「だから、明日からはもうここに来ちゃダメですよ」
「ほら、タバコ出して」
「禁煙できるように私がもらってあげます」
「いいから渡しなって、ほら早く」
「ん、よし」
「さあて、明日は大忙しです!今日はもう休んだ方がいいですよ!」
「ほら、行った行った!」
「あぁ、それと」
「末永くお幸せに、ご主人様」
(火をつける音)
(タバコを深く吸う音)
「これ…」
「今更こんな甘いの吸えないっての…」
坊ちゃん…キャスター(昔メイドに初めてもらったタバコ)
メイド…セッター
後半タバコ吸う頻度が増えるところで感情が表現できてたら良いな